おそらく明日、日本でもついにHomePodが発売となります。その発売を前にAppleから製品を提供されたライター、メディアによるHomePodのレビュー記事が多数アップされています。その中で少し気になったのが2台のHomePodによるステレオ再生を推す記事が目につくことです。
音質は合格点か
今週になって一斉に公開されたHomePodのレビュー記事はAppleからの製品提供があったことを前提に読む必要はあるのですが、概ね音質については及第点（もしくは高得点）という感じです。価格（3万2,800円）が価格だけにスマホのスピーカー、ポータブルスピーカー、小さなスマートスピーカーより音質が良くなければ困るのですが、その価格を考えてもHomePodの音質は合格点のようです。
またHomePodを2台設置することで、音楽や映画などをステレオ再生する機能もあります。複数のライター、メディアがこの使い方を試しており、その評価も高い結果となっています。ただ価格が価格だけに製品の評価（用途）がイマイチ固まりきっていない状態でHomePod2台を一度に揃えるのも余り現実的ではないかもしれません。それでも先行レビューの多くが2台使用を推薦している（Appleがレビュー用に2台提供している）ことには何か意味があるのかもしれません。
近く新製品登場？
HomePodは2018年2月にアメリカ、イギリス、オーストラリアで発売となり、その後順次発売地域を拡大してきました。2018年の8月にようやく日本（と台湾）での発売にこぎつけたものの、製品自体は1年半前のモデルとなっています。HomePodの販売が好調に推移しないことなどを背景に、新モデル発表の噂は常に出ています。中には廉価版HomePodの噂もあり、日本で発売直後にHomePodを買ってもすぐに新モデルが出るって可能性も否定できません。
そこでAppleが苦肉の策としてHomePodを2台使ったステレオ再生をレビュー記事で強調し、発売後に新モデルが発表されても「買い足す」という選択肢を提示している。と考えるのは邪推でしょうか。おそらく考えすぎなんですが、少し気になります。