auはau WALLET(プリペイド)カードをauユーザー以外でも利用可能にすると発表しました。これでauユーザーでなくてもau WALLET(プリペイド)をApple Payにも登録して、Felicaチップ搭載のiPhone(Apple Watch)でQUICPay+として使えるようになりました。
じぶん銀行口座が必須
auユーザー以外がau WALLET(プリペイド)カードを使うにはじぶん銀行の口座が必要で、口座を持っていなければau WALLET(プリペイド)カードの申し込みと同時に口座開設を申し込むことになります。
ただじぶん銀行の口座もオンライで申し込みが完結するので、それほど面倒ではありません。じぶん銀行の口座はau WALLET(プリペイド)カードへのチャージに使われることになるのですが、オートチャージ機能を使えばカードの残高が不足しても口座から自動でチャージして不足分を補ってくれます。
この機能のおかげでプリペイドカードでは避けられないチャージの面倒さから解放されます。また毎月の支出をコントロールしたい人は一定額を月初にじぶん銀行の口座に入金し、その範囲でApple Payを使うと決めておけば無駄遣いも減るはずです。ちなみにau WALLET(プリペイド)カードは12歳以上、じぶん銀行は15歳以上から利用可能なため、Apple Payでも使える小遣い口座としても便利に使えます。
じぶん銀行からチャージしたau WALLET(プリペイド)カードの残高は個人間送金が可能であり、子供への小遣いをそのままau WALLETの残高としても送金できます。
機能は揃っている
このようにau WALLET(プリペイド)カードはオートチャージ、Apple Pay、個人間送金、物理カード発行などに対応しており、キャッシュレス社会で必要な最低限の機能を備えています。そのためau WALLETとじぶん銀行の組み合わせは一つの完成形だとも言えるのですが、auユーザーしか使えないことが最大の短所となっていました。
今回、auユーザー以外にもau WALLET(プリペイド)カードの門戸が開かれたことで利用者が増えれば個人間送金ももっと使われるようになるかもしれません。新興のコード決済サービスに負けないようauには頑張ってもらいたいと思うのですが、勢いと派手さで差をつけられているような気がして心配です。