先日公開されたwatchOS 7では睡眠追跡機能が使えるようになっています。この睡眠追跡機能は専用アプリを使うようなものではなく、Apple Watchが搭載されたセンサーを駆使して睡眠状態を自動で記録してくれる機能となっています。
スタンダードな睡眠記録
Apple Watchで睡眠追跡機能をONにするにはまずペアリングしているiPhoneのWatchアプリの「マイウォッチ」タブにある「睡眠」へと進み、各種設定を済ませます。ここで「Apple Watch で睡眠時間を記録」をONにしておくと自動で睡眠を記録し、それをヘルスケアアプリに書き込んでくれます。寝る前にアプリを立ち上げたり、スタートボタンを押すといった操作は不要です。
ただwatchOS 7の睡眠追跡機能で集められるデータは就寝までの時間、睡眠時間、起床時間、睡眠中の心拍数程度であり他のアプリのように睡眠の深さや質を判定するような機能はありません。また目覚ましアラームも設定時間に駆動するだけで、睡眠の浅い時に合わせて鳴らすような機能はありません。
あくまでスタンダードな機能であり、それより一歩踏み込んだ睡眠追跡がしたいなら専用アプリを使うしかないようです。
バッテリー消費は少ない
睡眠追跡機能の搭載で心配されていたのがバッテリーの消費量です。睡眠追跡でバッテリー残量が一気に減るようでは、朝からのApple Watch使用に障りが出てしまいます。ただwatchOS 7の睡眠追跡機能のバッテリー消費量はそこまで心配する水準ではありませんでした。
就寝前にバッテリー残量94%だったApple Watch、睡眠追跡が終わった朝でもバッテリー残量82%と表示されており、残量表示で12ポイントの減少にとどまりました。Apple Watchのバッテリー残量が82%あればずっと付けっぱなしで夜を迎えても20%くらいは残っているでしょう。そこでまた1時間ほど充電すれば100%近くまで回復するので、バッテリーの問題はあまり考えなくてよさそうです。
睡眠追跡機能は日々の健康や体調を把握、管理、調整するのに役に立ちそうなので、これからも使っていこうと思います。