HomePod mini アップデートで温度・湿度センサー搭載 寒い部屋での精度は…

HomePod miniの新しいファームウェア「16.3」が公開されています。これをインストールすることでHomePod miniの温度センサー、湿度センサーが有効化されます。ただ温度、湿度ともに計測に適した温度、湿度が比較的狭く設定されており、それを外れた環境での精度はイマイチのようです。

約15°C〜30°C、約30%〜70%

HomePod miniとHomePod(第2世代)に搭載されている温度、湿度センサーは新しいファームウェア(バージョン16.3)をインストールすることで利用できます。ただ室温約15°C〜30°C、湿度約30%〜70%の範囲での利用に最適化されていると説明されており、利用できる環境は限られています。

試しに外気温-11℃、室内温度-6℃くらいの環境でHomePod miniの温度センサーを使ってみました。上のスクリーンショットがその計測結果ですが、左の温度センサーの項目にある「1.0°」がHomePod miniのセンサーによる計測、右の「-5.5°」がEve Degreeによる計測の結果です。この環境下ではHomePod miniの温度センサーがイマイチなのがわかります。ちなみにEve Degreeの計測範囲は‐18℃~55℃となっています。

上のスクリーンショットにあるように、湿度についてもかなり誤差がありそうです。やはりHomePod mini、HomePod(第2世代)の温度、湿度センサーは推奨環境での利用が望ましいのでしょう。ただ推奨環境が狭く、環境センサーとしての完成度は低そうです。