昨年登場した大手キャリアの大容量プランは高速モバイル通信を存分に利用できるいいプランでした。しかしなぜかテザリングは有料扱いで、一時的にキャンペーンで無料とされているだけでした。auとソフトバンクではこのキャンペーンの終了期日が4月末になっていましたが、25日にソフトバンク、26日にauがキャンペーン延長を発表しています。
auは2018年3月末まで延長
auもソフトバンクも互いに牽制しながらキャンペーンの終了か延長を決めかねていたようですが、4月末まで残すところ数日となり、事前告知の期間を考えるとすでに決断の時期は過ぎていました。もうキャンペーン延長しかない時期だったのですが、延長の期間などを決めるのに他社の動向を伺っていたのでしょう。
ソフトバンクは20GB、30GBプランのテザリングオプションの月額料金を1000円から500円に値下げした上で7月末まで無料キャンペーンの延長すると発表しています。テザリングに料金がかかるのも不思議なのですが、1000円が500円になったのは歓迎です。一方でauは月額料金は1000円のまま、2018年3月末まで無料キャンペーンを延長するとしています。
結局、4月末にキャンペーン終了を迎える両社が無料期間の延長を発表したのですが、おそらくauもドコモもソフトバンクも、来年3月以降も無料キャンペーン延長し続けていくことになると思われます。もともとテザリングオプションを有料とする根拠があまりなかったので、もう無料化した方がいいとは思いますが。
大容量プランならテザリングも快適
僕はauのスーパーデジラ(20GB)を契約しているのですが、外出先でMacBookを使う際、Wi-Fiがあってもテザリングでインターネットに接続する機会が多くあります。Wi-Fiは混雑(混信)していることが多く、すぐに接続が切れることもよくあります。安定している場所では4G通信より快適なのですが、外出先で安定したWi-Fiに巡り会うことはかなり稀です。
テザリングを利用することで、どこでもMacBookがインターネットにつながり、どこでも仕事ができるようにはなっています。上の写真にあるように、あまりテザリングをしなかった今月でもテザリング(インターネット共有)で6GB以上の通信をしています。この快適なテザリングを有料にしようという試みはぜひ失敗してもらいたいと考えています。