この携帯販売ランキングはドコモ新プランの影響か?

最近、iPhoneが売れてないというか、スマートフォン全体が売れてないというか、ドコモ以外の携帯電話が売れてないというか、とにかく販売ランキングが今までの状況とは異なってきました。GfKが集計するランキング(5月26日〜6月1日)ではドコモの端末が1位から6位までを独占しています。一方でauは7位と9位、ソフトバンクは10位にランクインしているだけです。

ドコモの機種が好調なのはそもそも契約者数が多いために機種変更で同社端末を購入する人が多いこともあります。しかし去年までは有利さを活かしきれずに、他社のiPhoneが上位にランクインしていました。しかしこのランキングからはドコモはMNPでの流出を減らし、さらに他社からの流入も増えていると推測できます。

ドコモの新プランも6月上旬までに200万件の事前予約があったとされます。そのうち5〜10%が他社からの流入だとしても、これまでドコモが苦戦していたMNPでプラスマイナス0くらいまでに挽回できることになります。市場環境は一気に変わったと考えられます。

ドコモの好調がauやソフトバンクの「新プラン提供します」報道にも繋がったのでしょう。ドコモへと流出する契約者を少しでも減らすため、auもソフトバンクも新聞社へと情報を提供してなんとか流れを変えようとしたとも見受けられます。しかしプランが発表されない限り、ドコモへの流れは止まらないでしょう。au、ソフトバンクには厳しい期間が続くかもしれません。

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