「ソフトバンクも通話定額、6月中にスタート」の報道、結局3社横並びへ

日経新聞電子板は「スマホ通話、定額制広がる ソフトバンク追随、月2700円軸」と見出しを打ち、明日から通話定額プランを始めるドコモ、昨日8月にも始めると報道されたauと同様に、ソフトバンクも通話定額プランを導入すると報じています。

ソフトバンクが想定している月額料金は2700円でドコモと同程度。さらにドコモの「パケあえる」もトレースして、家族でデータシェアできるプランも導入するようです。ソフトバンクのプランはほぼドコモの料金プランをなぞったものと理解してよさそうです。

僕は昨日のブログ「さあ、次はソフトバンクの番だ」で、ソフトバンクの料金競争を予想したのですが、結局三社とも横並びプランが出揃いそうです。あれだけ競争の重要性を説いているソフトバンクらしくありません。最近どうもチグハグだったソフトバンクですが、やはり昔のような攻めの姿勢は影を潜めているように思えます。i

10分1000回という規制を残してドコモより300円安くする、このくらいの冒険はしてもよかったと思います。料金を横並びとしたことで、各社スマートフォンの品揃えやLTEの速度、エリア、VoLTEでの音声品質などで競争誌を展開することになります。それらで一歩遅れをとるソフトバンクは今まで通り「我々は一番繋がる」をプロモーションの中心に据えるのでしょう。少しもの足りない感は否めません。いまのままでは次期iPhoneの販売競争でソフトバンクは守勢に立たされる可能性も出てきました。

しかし、ドコモの定額通話、パケあえるプラン導入のインパクトは大きかったようです。既にドコモの新料金プランは170万件の予約を獲得しており、この好調さがau、ソフトバンクからの新プラン情報のリークへと繋がったと考えられます。

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