ドコモの新料金、実施までに改訂も

先頃発表されたドコモの新料金プランですが、基本的にデータ通信をよく使うユーザーが多いネットでの評判はあまり良くなく、僕の印象でも55点って感じです。その評判を踏まえて、ドコモの加藤社長がネットメディアのインタビューに応えています(ドコモ加藤社長に新料金プランを聞く)。

インタビューで加藤社長も「定額通話以外の選択肢が欲しかった」「個人で契約した場合、高くなる」「既存プランは廃止して欲しくない」「長期契約者への優遇がそれほどでもなかった」といった不満を認識しているようです。それぞれインタビューワーからの質問でも、そうした不満を考慮した上で、柔軟に対応するとしています。

柔軟な対応というのは、やはりソフトバンクのようにプラン実施前に料金などを改訂してくることを指しそうです。

このインタビューを聞く限り、もしかしたら改訂は織り込み済みになっているかもしれません。柔軟に対応すると言いつつ、何もしないのは全く柔軟性がありません。僕の個人的な印象ですが、あと1割ほど価格が低ければ勝負になるんじゃないかなと考えています。

ただドコモがauの様子をうかがっているんは確かです。なのでauの新プランはドコモよりも一歩踏み込んで、価格面、サービス面で発表済みの2社を飛び越えて貰いたいところです。そこから、初めて3社が本気で競争することになると思われます。iPhone販売で横並びとなった今、新たな競争軸を模索している状態で、変な均衡点を早々に見つけられてしまうと消費者にはデメリットしかありません。是非、厳しい企業間競争でユーザーにメリットをもたらす方向へと進んでもらいたいです。