ドコモもソフトバンクも新定額プランは改訂必須じゃないでしょうか

昨日のドコモによる定額プランの発表ですが、インパクトはありました。しかし実際の運用面でのメリットを考えると、疑問点も多いです。実際の新プラン開始は6月1日なので、ソフトバンクのように実施前の改訂があってもおかしくありません。というより改訂がなければ完全定額通話という魅力が半減しかねません。

今回のドコモのプランで評価できる点は

・定額通話に制限が殆どない
・家族でデータ通信容量を分け合える
・長期利用者に割引がある
・追加のデータ容量価格がわかりやすい

逆に評価できない点は
・高い
・定額通話以外選択できない
・個人向けプランが5GBまでしかない
・現行プランより安くなる条件が複雑

でしょう。価格に関しては特に批判が多いかもしれません。価格に敏感な利用者はこれまでMNPを利用して節約しているため長期ユーザーではなく、さらに通話料金を節約するためにVoIPを積極的に使ってきた人が多いです。なので価格に敏感なユーザーが値下げの対象になりにくいという矛盾をはらんだプランとなってしまっています。

ドコモでは5月15日から新プランの予約を始めるようです。この予約状況で料金改訂に追い込まれるのではないでしょうか。改定幅(値下げ幅)は総額で500円くらかもしれませんが、500円でも大きく印象は変わりそうです。また近々auも新プランを発表しそうです。その完成度をみて15日を待たずに改訂する可能性もあります。

一方、ソフトバンクの新プランもドコモのプラン発表を受けて値下げ、制限緩和方向で改訂する必要があるでしょう。ドコモ、ソフトバンクともに新プラン実施までまだ時間を残しています。その間にプランは値下げの方向で改訂されると予想します。

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