2017年12月の予定から延期されていたHomePodの発売がいよいよ間近に迫っているようです。iPhoneやiPadを含めてアメリカで通信機能を有する機器を販売する際にはFCC(連邦通信委員会)の認証が必要なのですが、HomePodがその認証を取得していることが確認されました。(HomePod launch appears imminent as smart speaker receives FCC approval)これで発売に向けた準備は整ったと言っていいでしょう。
すでに出荷開始の情報も
HomePodを組み立てているとされる企業からの情報として、すでにHomePodの初期出荷分(100万台)の一部の出荷が始まったとの情報もあります。来週後半にもApple StoreやApple Online Storeで発売になるのではないでしょうか。ただ発売されるのはアメリカ、イギリス、オーストラリアの三ヶ国のみです。日本での発売はまだ先になりそうです。
なお英語圏3カ国以外での発売に遅れがあるのは、Siriの言語認識の問題とされています。小さい声、大きな声、静かでない環境での聞き取りなどは、英語以外ではまだ技術が確立されていないのかもしれません。そのため日本での発売は少し遅れそうな気配ですが、Appleの目玉商品でもあるので大きく遅れるということはないでしょう。
用途は音楽中心か
HomePodのはGoogle HomeやAmazon Echoよりも音声コントロールでできることが少ないとされます。しかし価格はこの2機種よりもはるかに高価(349ドル)であり、HomePodは音声コントロールの便利さよりも高性能スピーカーの搭載という点を最大の売りにしています。これらのことから判断するとHomePodの主な用途はApple Musicの再生になりそうです。
Apple Musicのプレイリストを音声コントロールで再生、停止し、最低限のアシスタントが付いている。そんなイメージでいいと思います。将来的にはホームオートメーション(HomeKit対応製品)の要となる役割も与えられるかもしれませんが、HomeKit対応製品が少ないこともあり、その役割を果たすようになるのはもう少し先になるでしょう。