Appleが昨年、iPhone X発売前に米国の規制当局（FCC）に提出していた書類の一部が公開され、その中でAppleがゴールドのiPhone Xを発売しようとしていたことが明らかになりました（FCC Filing Confirms Apple Planned on Launching Gold iPhone X）。ただ、ゴールドモデルは何らかの原因で発売は中止され、スペースグレイとシルバーの2モデルでiPhone Xの販売が始まりました。
カッパーゴールドの噂はあった
確かにiPhone Xが発表される前、次期iPhoneにカッパーゴールドモデルが出るという噂はありました。FCCの書類を見る限り、側面部はカッパーゴールドのような色合いであり、この部分を製造しているサプライヤーから情報が漏れて、新色追加の噂となった可能性があります。しかし製造上の問題を解決できなかったため、このゴールドモデルは実現しなかったと言われています。
このゴールドモデルがiPhone Xの新色として追加されるかは現時点では不明ですが、多くの噂は近々「ゴールドモデルを追加」という方向を向いています。ただ5月、6月の時期に新色を追加しても販売戦略上あまり意味のないこともあり、次期iPhone Xにゴールドモデルが追加されて発表される可能性の方が高いと考えます。
もし仮に新色追加が発表されるなら6月のWWDCでの発表となるのかもしれません。少し遅い気もしますが、Appleが通年でiPhoneの販売数を平準化したいと考えているなら、9月に向けて新モデルへの期待感を高めて買い替え需要を最大化するだけでなく、この時期に新色を追加して買い替え需要を喚起することは理にかなっているかもしれません。