WWDCで発表されたiOS 12、tvOS 12、watchOS 5、macOS Mojaveのベータ版が更新されています。これらOSはまだ開発者登録済みのユーザーしかダウンロードできませんが、beta 2が出たことから、一部のOSはそろそろ無料登録できるベータテスター向けにも公開されると思われます。
安定性の高いベータ版
iOS 12は安定性と処理速度の向上に主眼が置かれたOSとなっています。そのためかどうか、iOS 12のベータ版も比較的安定性の高いベータ版となっているようです。一般的に言ってiOSのベータ版は安定性が低く、不意にアプリが終了したり、iPhoneの電源が切れたり、動かなくなって強制再起動したり、といったことが頻繁に発生します。なのでベータ版をインストールするのはメインで使わないiPhoneにするというのが鉄則です。
しかし今回のiOS 12のベータ版は安定性が高いとされ、ついついインストールしたくなります。とは言えベータ版をインストールするのはリスクがあります。できればサブ機で、もしメイン機に入れるとしてももう少し更新が進んでからにしたほうがいいでしょう。また電話やメッセージをよく使うiPhoneではなく、iPadにインストールするというのも一つの手かもしれません。
Siri Shortcutsは使ってみたい
安定性向上以外にもiOS 12にはいくつかの新機能が搭載されます。その中で最も注目しているのがSiri Shortcutsです。この機能はまだベータ版では使えないようですが、正式版がリリースされれば最初に使ってみたい機能です。Siriにコマンド一つを命令するだけで、複数の操作が一度に実行されることになり、工夫次第でかなり便利になるでしょう。
この機能をどれだけ使いこなせるかでiPhoneの利便性が決定するといっても過言ではないでしょう。自分だけで色々考えるのには限界があるので、Siri Shortcutsのコマンドを共有できるサイトがあればいいのかもしれません。他の人が考えた便利なSiri Shortcutsの使い方をそのまま自分のiPhoneに持ってきて使えるなら、より多くの人に使ってもらえる機能になるでしょう。期待しています。