Mac ProはApple製品では数少ない（唯一の？）「Assembled in the USA」な製品です。さらにその名の通りPro向けの機材という位置づけです。インターネットでブログやSNSを楽しみ、日常の写真や動画の整理、仕事ではiWorkやFileMakerを使う、そんな使い方には必要の無いスペックではあります。
そのため大量に売れる商品ではないでしょう。しかしAppleがMac Proを販売していることには大きな意味を感じます。Appleが先端的でクリエイティブなイメージを持たれているのも、Mac Proで作業するクリエイターやプロフェッショナルがいるからといっても過言ではないでしょう。
このMac Proの尖ったイメージはApple自体のイメージにも波及し、iPhone, iPad, iMac, MacBookの売上にプラス方向に影響しているでしょう。あくまでイメージですが、そのイメージはApple製品の販売で重要な地位を占めているのは間違いありません。そしてこのイメージが他社製品より少し高い販売価格を支えているともいえます。そういう意味でAppleがMac Proを販売することに大きな意味を感じます。
Mac Proには最先端で尖らせて、そのエッセンスをiMacやMacBookにフィードバックする、そんな循環でApple製品が回っているのではないでしょうか。