家具専門店IKEAは家具だけでなく、照明機器や電化製品なども扱っています。さらにこれらをインターネットに繋ぐスマートホームへのアプローチを積極的に進めており、今日もIKEAがスマホなどで操作できるブラインドの販売を計画していると報じられています(Ikea’s smart blinds system to start at ~$100 and include blackout option, report says)。
スマート照明は安価に導入可能
IKEAは現在、国内でも使えるスマート照明として「TRÅDFRI(トロードフリ)」を販売しています。「TRÅDFRI(トロードフリ)」はHomeKitにも対応し、Siriからのコントロールも可能です。同じような機能を持つ照明をApple Online Storeで購入するとスタートキットとして3万円近いの費用がかかり、さらに電球を一つ追加する毎に3,400円(カラー電球だと7,400円)が必要になります。
しかしIKEAで揃えれば、電球3つとコントロールハブが1万円程度で揃います(電球も一つ2,000円以内で購入できます)。Hueのように電球の色を選んだり、リボンライトと組み合わせることはできませんが、スマート照明のスタートキットとしてはこれで十分です。この安さがIKEAの魅力でもあり、スマートホームのけん引役になり得る理由の一つです(世界中にに販売網を持っていることも大きなメリットでしょう)。
スマートプラグにブラインド
8月ころ、IKEAの内部情報として同社がスマートプラグを販売する計画があると報じられました。スマートプラグがあればインターネット接続に対応しないような簡単な家電製品(扇風機や加湿器、電気カーペットなど)が瞬時にスマートホーム対応にり、家のスマートホーム化が一気に進みます。残念ながら日本ではHomeKitに対応するスマートプラグはまだ発売されておらず、この製品への期待が膨らみます。
さらに今日になってスマートホンなどから開け閉めが可能なブラインドの情報が出てきました。これら製品がHomeKitに対応するなら、国内でもHomeKitが今よりさらに便利に使えるようになるでしょう。対応製品が増えれば増えるほど便利さが増すので、HomeKitの発展という意味でもIKEAには大いに期待しています。