iPadOSのSiriは「小さく表示」へ? ユーザーからの要望を検討中

iOSiPadOSは分離され、今後iPadは独自の道を進むことになりました。iPadとiPhoneの用途が明確に分かれてきたことに対応したものですが、これでユーザーが持つiPadへの不満が解消されやすくなったと言えます。この流れに乗り、あるユーザーがiPadのSiriについてAppleに要望を出したところ、それを検討するとの返答がApple側からあったと報告しています。

画面を占拠するSiri

現在、iPadでSiriを起動するとiPhoneと同様に、Siriが全画面に表示されます。10インチ以上の画面を持つiPadに間延びしたSiriの画面が表示されるのはあまりに不合理です。表示が間延びするだけでなく、Siriを起動する前に開いていたアプリは見えなくなり作業は中断されてしまいます。私もこれは不便だなぁと感じていたのですが、iOSiPadOSが分離されたことでこの不満が解消される可能性が出てきました。

あるユーザーがTwitterにAppleのソフトウェア担当のクレイグ・フェデリギ上級副社長とのやりとりを投稿しています。このユーザーはiPadでのSiriの画面をMacのように小さくして欲しいと要望を出したとのことです。この要望に対しフェデリギ氏は「要望を実現するためにはOSを改修する必要があり、すぐには出来ないのですが、要望を実現させるように検討します」と返答しています。

将来的にはiPadでのSiriの表示はMacのようになるのかもしれません。ただせっかくiPadOSが独自に進化していくのなら、さらにiPadに適した形でSiriが表示されればとも思います。iPadには画面分割機能があり、その一部をSiriに割り当てるような作動も便利かもしれません。何れにせよ今の全画面Siriという不格好な形は将来的には解消されると思われます。