将来のApple製品について、サプライチェーン筋からの情報をもとに性格に予測することで有名なアナリストが2020年のiPhoneは5G通信に対応すると予測しています。5G通信は今年になってアメリカや韓国でサービスが始まっており、日本でも2020年からのサービスインが予定されており、iPhoneの5G対応で一気に通信速度、通信品質の競争が激化する可能性はあります。
超高速低遅延
5G通信は一般的にこれまでの4G通信に比べて通信速度が向上し、さらに低い伝送遅延が実現されると説明されています。また大量の端末が一つの基地局でインターネットに接続できるようになることで、ありとあらゆるものがネットと接続し、相互に通信し合うことが可能になるとされています。将来的には10Gbpsの通信速度、1msの遅延、今の100倍以上の接続端末などを目標として通信規格を発展していくことになります。
そのため来年発売のiPhoneでいきなり数Gbpsの通信速度、数msの遅延なんて通信ができるようにはならないでしょう。感覚的にはモバイルデータ通信でも高速なWi-Fiに接続した時と同じような通信環境が得られる程度ではないかと予想されます。さらにこの通信環境も全国で一斉に利用できるようになるのではなく、大都市中心部から順次整備されていくのでしょう。
どんなメリットが？
ではiPhoneが5G通信に対応することでどんなメリットがあるのでしょうか。5G通信では中途半端なWi-Fiに接続するくらいなら5G通信のままの方がよっぽど快適になり、まずは安定的なネット接続でWi-Fiに頼らなくても良くなるメリットがでてくるはずです。これまでWi-Fiでなければ通信遅延の問題で楽しめなかったアプリ、大容量通信が必要な高画質コンテンツなどもどこでも楽しめるようになるでしょう。
ただ現行の料金プランのままこのような通信環境が整備されても、月額料金の心配がストレスのタネになってしまいそうです。先日、auが通信量に上限のないプランを発表しましたが5G時代にはこのようなプランが一般的になるのではないでしょうか。5G通信時代がどのようnに発展していくのか現時点ではあまり見えてきませんが、具体的な世界をiPhoneが示してくれることにも期待したいと思っています。