auのLTE整備は800MHz帯でエリアカバー、2.1GHz帯で混雑対策と高速化を行なっていて、うまく周波数を使い分けで進められています。iPhone 5では2.1GHz帯のLTEしか利用できないので少しエリアのバランスが悪くなっていますが、iPhone 5s/5c, iPad Air, iPad mini Retinaでは800MHz帯と2.1GHz帯の用法が使えるのでLTEはかなり使い心地のいいものになっています。
なかでも現在急ピッチで進められているのが2.1GHz帯LTEの高速化です。3Gや通話のトラフィックも関係するので一気には進みませんが、徐々に進んでいます。関東地方でも東京や神奈川の混雑エリアを避けるように100Mbps対応エリアが広がっています。
地図にマークした地点がauが公表している10月31日時点の100Mbpsエリアです。しかし免許情報からすると基地局はさらに設置されているようなので、このエリアは順調に拡大していきそうな雰囲気です。
100Mbpsは現時点でiPhoneには必要のないスピードかもしれないですが、将来的に急増するであろうデータトラフィックを捌く上でも重要と思われます。またiPhoneの利用方法も拡大しており、どんどん通信量が増えていく可能性も十分にあり、やはり快適な利用には高速化は必須となるのは確実です。