Appleは9月28日未明にiOS 13.1.1、iPadOS 13.1.1を公開しています。iOS 13.1のリリースから数日での更新となったのは、一部に急いで対応すべき不具合があったからと考えられます。
キーボードアプリの問題
iOS 13.1.1、iPadOS 13.1.1では複数の問題が解決されていると案内されています。中でもサードパーティー製のキーボードアプリの問題は数日前にAppleがその問題に対してセキュリティ上の問題があると警告し、早急にアップデートで対応すると発表していました。
今回の更新ではそれ以外にも以下の問題が解決されています。
・iPhoneのバックアップからの復元を妨げる可能性のある問題
・バッテリーの消耗を早める可能性のある問題
・iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro MaxでのSiriリクエストの認識に影響を与える可能性のある問題
・Safariの検索候補を無効にしても再び有効になる可能性がある問題
・リマインダーの同期が遅くなる問題
・サードパーティのキーボードアプリのセキュリティ問題
iOS 13.1の公開から数日でこれだけのバグに対応できたというのを評価すべきなのか、（対応の簡単な）初歩的なバグを残したままiOS 13.1が公開されてしまったと考えるべきか、迷うところではあります。ただiOS 13にはバグが多いという印象が広まりつつあります。これからあるiOS 13.2、13.3の更新では極力バグを少なくしなければ、この印象がさらに広がってしまいそうです。
最近のiOSは安定性が高い（不具合が少ない）と評価を得ていただけに少し心配です。