Appleの第3四半期売上高、日本は21.7%増 定額給付金の影響もありそう

Appleは2020年第3四半期(4月-6月)の業績を発表しました。それによると全世界の売上高は596億ドルで前年同期比10.9%増を記録しました。そしてこの世界の売上高よりも成長したのが日本国内での売上高でした。

iPad

前年比21.7%増

Appleの第3四半期における日本での売上高は49.7億ドル(約5,000億円)となり前年同期より21.7%、金額にして900億円近い伸びになりました。この期間中は日本全体が自粛ムード在宅勤務臨時休校という時期であり20%以上の成長はAppleの底力を感じさせる数字になっています。

watchOS 6

在宅勤務用のMacやMacBook、テレビ会議やオンライン飲み会、そして臨時休校中の子供用のiPadと言った、これまでにない需要を受け止めたことによる好調とも考えられます。また5月下旬から6月上旬にかけては全国で一人10万円の定額給付金が交付された時期にも重なります。半分は出費が重なる時のためにととっておいても、もう半分でiPadApple WatchiPhone SEが買える、Apple製品を購入するのにちょうどいい給付金になったと思います。

iPhone SE

Stay Homeによってもたらされた新しいApple製品の需要定額給付金は、これまでApple WatchやiPadの購入をあまり考えていなかったユーザーにもApple製品を広めたと考えれば、新型コロナウイルスの蔓延で日本中の活動が停止した期間はAppleの日本事業にとって非常に重要な時期になったのかもしれません。

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