邪推:ソフトバンクはiPhone5s/5c発売を盛り上げない作戦か

ソフトバンク、なにより孫社長の沈黙が話題になっていますが、この沈黙も作戦だと考えると新たな邪推ができます。

社長のつぶやきは8月30日が最後です

ソフトバンクのiPhone 5s/5cはLTE周波数でdocomoやauのiPhoneに圧されそうと事前予想が飛び交っています。エリアの広さやその完成度をみるとauのiPhone 5s/5cに有利に戦える条件が揃っているように見えます。またdocomoもプラチナバンドLTEの整備でエリア拡大を進めており、さらに同社からのiPhone発売を期待していたユーザーによって一定の販売を期待できる状態です。

しかし、ソフトバンクは独自の長所が少なく、3社間の販売競争で不利に立たされそうという予想も説得力があります。

そこでソフトバンクは出来るだけiPhone 5s/5cの話題を盛り上げず、既存ユーザーが買い替えに向かうことを阻止する作戦を採用した、という仮定が成り立ちます。既存ユーザーが「iPhone 5c/5sは見送って6に期待するか」と感じれば他社との不利な戦いを避けられます。そのためにも出来るだけiPhone 5c/5sの販売競争に話題を提供しない方針のようにみえます。

もし孫社長がAppleの発表会に出席すれば3社の社長が揃い、マスメディアでも販売合戦がクローズアップされるでしょう。またアグレッシブな料金プランを出せば、他社も対抗してくることで買い替え商戦は盛り上がります。Twitterで社長がつぶやけば、ソフトバンクユーザーが新機種への関心を高めるでしょう。そうした話題提供を出来るだけ避けた結果が発表会への不参加、Twitterでの沈黙、KDDIと横並びという地味なプランの発表になったと思われます。

ソフトバンクは流出を防ぐ最低限のラインを維持しつつ、できるだけ嵐が過ぎ去るまで静かにしている状態ではないでしょうか。

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