「探す」アプリ対応タグ向けテストアプリを公開

Appleは「探す」アプリに対応するタグを開発するメーカー向けに、製品テスト用のアプリを公開しています。「探す」アプリに対応する製品を販売するために必要な動作確認ができるアプリとなっています。

探す

開発段階でのテストアプリ

Appleはサードパーティ製の紛失防止タグも「探す」アプリで一元的に管理できるようにしようとしています。この機能はiOS 14.5から可能になると考えられていますが、「探す」アプリはユーザーの位置情報を含む個人情報を利用するため、Appleはかなり慎重に計画を進めているように見えます。その一環としてAppleの認証のないタグは「探す」アプリには登録できないようにしています。

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そのため製品の開発段階でのテストが難しいことは容易に想像がつきます。そこでAppleはタグの開発者向けにテストアプリを公開して、この問題を解決しています。サードパーティ製の紛失防止タグはアプリを用いてタグを開発し、Appleの認証を経て一般向けに販売という流れになるのでしょう。

AirTagとの関係は?

Appleも自社製の紛失防止タグ「AirTag」を開発していると伝えられています。しかし多種多様なサードパーティー製のタグが販売されるようになれば、Appleがあえて紛失防止タグを製品化する意味は薄い気もします。一つのスタンダードとしてAirTagを販売し、他社製品はそれに何かを付け加えて独自色を出す、そういった意味合いの製品になるような気がします。

AirTag

AirTagはもうすぐ出る、もうすぐ出ると1年ほど言われ続けていますが、開催されなかった3月の発表イベントも含めてその期待は裏切られ続けています。4月にも発表されるとも噂されていますが、個人的にはAirTagの発売よりも、サードパーティー製の紛失防止タグがどこまで面白い製品になるかに期待しています。

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