2014年にあった新料金プランの導入で携帯電話の月額料金が下がると多くの人が期待しましたが、なぜか料金が大幅に引き上げられる結果となりました。そして2015年末の総務省からの要請で始まった値下げも、多くの人を満足させられるものではありませんでした。
ドコモは本気で値下げ!?
しかしドコモが今度こそやってくれる!かもしれません。ブルームバーグのインタビューに答えたNTTの鵜浦社長はドコモが4月にもさらなる値下げを実施する可能性に言及しました。値下げの原資を端末代金の値上げに求める可能性がある件については不安ですが、料金プラン競争が再び始まるのではないかと期待しています。
携帯電話市場は大手3社の協調的寡占状態にあって、競争が起こりにくい環境にあります。しかし最大手のドコモが値下げに踏み切るなら、他社も必ず追随し、またそれ以上のプランを出してくる可能性もあります。
ソフトバンク、auの追随必至
ここ最近、契約数を減少させているソフトバンクが起死回生の料金プランを提示してくれば、一気に市場の競争が激しさを増すはずです。ドコモも本気でMNPをプラスに持っていこいうと考えているようで、その目標に向かって大胆なプランを出す可能性はあります。auも2社に負けるわけにはいきません。個人的にはパケット単価の大胆な値下げに期待してます。企業収益への影響も大きく、簡単ではなさそうですがユーザーとしては期待しています。
iPhone発売時のようなプラン・キャンペーンのギリギリの競争を期待したいところです。ただ他社との比較を難しくするために、不必要に複雑なプランや条件を設定するのはやめてもらいたいです。政治家に口出しされないよう、市場で健全な競争が行われていることを示してほしいと思います。