Apple TV+はNetflixやHulu、Amazon Prime Videoに動画ストリーミング配信市場に参入しました。そのため市場全体で見たApple TV+のシェアは非常に低いのですが、コンテンツが充実しつつある中で健闘しているようです。
1位と3位を獲得
アメリカの調査会社が同国ユーザーの動画ストリーミングコンテンツの視聴動向を調査したところ、2022年第一四半期に最も視聴されたコンテンツの1位にApple TV+のCODA(日本では未配信)、3位にSeverace(セヴェランス)がランクインしました。CODAはアカデミー賞を受賞したことでも話題となっていますが、この受賞と視聴回数トップという記録はApple TV+のコンテンツの評価が上がってきたことを示しています。
Apple TV+のサービスが始まった時から、コンテンツ数の不足が最大の欠点と言われてきました。Appleはコンテンツ数の少なさを質の高さで補う方針だと公言していましたが、この方針を着実に進めていることがわかります。質の高いコンテンツが多く集まることでユーザー数もゆっくりではありますが増えているとの調査結果も出ています。
2022年第1四半期の動画ストリーミングサービスのシェアはAppleが前年より1ポイント高くなり、5%まで上昇したとの調査結果もあります。他の大手ストリーミングサービスがシェアを横ばい(もしくは下落)となっている状態でAppleは少しですが市場内での地位を高めていることになります。これからもAppleはコンテンツ数を増やすことを目標とせず、コンテンツの質を高めてユーザーをい集める方針をとっていくと考えられます。