AppleはApple Watchをトレーニングに活用しているオーストラリアの水泳代表チームの取り組みを紹介しています。チームは普段のトレーニングの管理から日々の健康管理、トレーニング以外の部分での運動強度の管理までをApple Watchを活用してデータとして蓄積しています。
水泳は得意分野
Apple Watch Series 2から防水機能を搭載した上で水泳のトラッキングに対応しました。屋内プールではApple Watchに搭載されたモーションセンサーを使い、ラップタイムの計測や消費カロリー計測も可能です。また屋外での水泳ではGPSも使うことで、泳いだ距離やコースを正確に記録することも可能になっています。
またwatchOS 9ではこれまでの泳法以外にもキックボード(ビート板)を使った水泳も自動で検知する機能が追加されるなど、水泳の練習をサポートする機能は年々強化されています。そうした中でナショナルチームがApple Watchを活用してトレーニングしていることはApple Watchのブランドイメージにも大いに貢献することでしょう。
他のスポーツでも
Apple Watchは発売当初、ファッションアイテムとしての側面と健康管理デバイスとしての側面を持っていました。その後、バージョンアップを重ねるごとに健康管理デバイスとしての側面が強調されるようになり、現在では多くの人が日々の健康管理、エクササイズ管理にApple Watchを活用するようになりました。Appleはこれをさらに一歩進めたいようです。
トップアスリートのトレーニングにも使えるApple Watch Proの発売も噂されており、「トップアスリートが使うApple Watch」というブランドイメージを確立するためにも、Appleは水泳以外の他のスポーツでも今回のようなプロモーションを継続的に実施していくと思われます。またデフォルトで対応するワークアウトの種類を増やすことで、より多くのアスリートにアプローチすると予想します。
Apple Watchはファッションアイテムでもあり、日々の健康管理デバイスでもあり、トップアスリートのトレーニングパートナーにもなる。面白い方向に進んでいきそうです。