AirPods Pro(第1世代)でも適応型環境音除去に対応

追記:設定画面にON/OFFを切り替えるスイッチが出たものの、AirPods Pro(第1世代)ではONにしても機能しないことが判明しました。

iOS 16.1のベータ版AirPods Proのベータ版のファームウェアをインストールしているユーザーがAirPods Pro(第1世代)でも最新のAirPods Proの目玉機能の一つである適応型環境音除去が使えるようになったと報告しています。(iOS 16.1 Beta Brings Adaptive Transparency to Original AirPods Pro

AirPods Pro

H2チップのパワーを活用

Appleは先日開催したイベントでAirPods Pro(第2世代)を発表しました。このモデルには進化したH2チップが搭載されており、その性能を活かしてバッテリー持続時間を伸ばし、アクティブノイズキャンセリングの性能が向上し、適応型環境音除去機能が搭載されると説明されていました。しかし適応型環境音除去はH1チップ搭載のAirPods Pro(第1世代)でも使えることが判明しています。

適応型環境音除去は外部音取り込みモード中の高dBの騒音(工事の騒音、緊急車両のサイレンなど)をダイナミックに抑えることができるとされます。これまでの外部音取り込みモードは全ての周囲の音を取り込み後ろから自転車が近づいてくるのに気づいたり、誰かに話しかけられたり、そんな状況に対応します。新しい外部音取り込みモードでは大きな音を強力に抑え、周囲の音を取り込みつつ音楽を楽しめるようになります。

airpods pro

適応型環境音除去はAirPods Pro(第2世代)の特徴の一つだと捉えられていて、一度体験した方がいいとも言われていた機能です。それがAirPods Pro(第1世代)でも使えるとなれば、大きなニュースといえます。ただ第1世代と第2世代では搭載チップの処理能力に差があり、両モデルで同等の適応型環境音除去が可能なのかは不明です(おそらく少し劣ることになるでしょう)。

なおAirPods Pro(第1世代)で適応型環境音除去を利用するにはiOS 16.1とAirPods Proの新しいファームウェア(現時点では双方ともベータ版)が必要です。

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