Matter 1.0リリース AppleもiOS 16.1でMatterに対応へ

Connectivity Standards Allianceはアライアンスメンバー(Apple、Google、Comcast、IKEA、Legrand、Samsung SmartThings、Amazonなど)とともにスマートホーム統一規格Matter 1.0を公開しました。この規格に沿ったスマートホーム対応製品であれば、iPhoneのホームアプリやAmazonのAlexaなど、機種やOSを選ばずコントロールできるようになります。

Matter

対応製品は順次発売

スマートホームの統一規格Matterを策定するConnectivity Standards Allianceは10月4日(現地時間)に規格の最初のバージョンとなるMatter 1.0を発表しました。同時に規格認定機関が立ち上がり、開発用のSDKも完成したと発表しており、各メーカーがMatter対応製品の開発を始められるようになっています。これに先立ち、早期アクセスプログラムが適用されたメーカーは既に製品の開発を始めており、11月以降に対応製品が順次発表されるスケジュールとなっています。

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AppleもiOS 16.1iPadOS 16.1でMatterに対応する予定であり、AmazonやGoogleもソフトウェアアップデートで既存スマートスピーカー、スマートホンなどをMatterに対応させると発表しています。Matterの登場と各社の対応でいよいよスマートホームが新しい時代に入ることになります。ちなみにMatterが初期に対応するのは照明器具、スマートプラグとスイッチ、サーモスタット、ブラインド、センサー、スマートロック、テレビなどのメディア製品に限られるとされます。とはいえこれだけでも最低限のスマートホームはMatter対応製品だけでも構築可能になるでしょう。

ブリッジもMatter対応に

スマートホームを構成する家電や住設機器、それを操作するスマートスピーカーやスマートフォンがMatterに対応するだけでなく、双方を繋ぐブリッジもMatterに対応します。これで家電メーカーごとに必要であったブリッジが一つで済むことになります。今でも一部で共有できるメーカーがあるのですが、明確な規格としてブリッジが共有できるようになれば、一つのメーカーに拘らずに対応家電を買い揃えていくことができます

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なおMatterは11月3日に発表イベントを予定しており、前述の早期アクセスプログラムを利用したメーカーの製品がここで発表されるようです。その後、既存製品のMatter対応とMatter対応家電の発売が続いていくと考えられます。

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