日本時間の15日朝にニューヨークでサムスンの最新スマートフォン「Galaxy S4」が発表されました。今やiPhoneの最大のライバルとなっている同機種ですが、性能面ではiPhone以上を目指していることは明らかです。ただiPhoneはiPadやMacとの連携、クラウドサービス、コンテンツサービスと深く結びつき、性能だけでS4が勝つことはないと思います。
しかし、一つうらやましいのがLTEの対応周波数です。「最大6バンド、全ての周波数に対応するようにモデル展開」となっています。要するに国ごと、キャリアごとに細かくモデルを別けてベストのLTE周波数に対応するのでしょう。さらにFDDとTDDのデュアルモードモデルも今年後半に発表するとしています。
samsungによるS4の説明 |
この柔軟性はAppleも見習って欲しいところです。モデル数を少なくすることでコストダウンを図るのはいいですが、国ごとの実情に合わせたモデルを出すことで利用者は便利に、快適に使えるようになります。Appleがサムスンのような対応をすれば、KDDIモデルのiPhoneは800MHzと1.5GHz、2.1GHzのLTEが使え、またソフトバンクモデルは2.1GHzのLTEだけでなく、WCPの超高速LTE(TDD)が使えるということです。これは利用者にとってすごく魅力的なことだと思います。