ソフトバンクはiPhone 5向けのLTEサービスにおいて大量の基地局を開局する準備を整えており、エリア構築ではauを一歩リードしているっぽいです。ただauも着々と対抗策を講じています。auの対抗策は超高速通信対応の基地局整備です。
75Mbps対応局だと だいたいこのくらい |
既に1月19日時点で約5,300の基地局が下り最大75Mbps対応の免許を取得しています。これはソフトバンクの約160局を大きく引き離しています。ただ現時点での75Mbps対応基地局は地方都市や都市郊外での稼働が中心で、上記の数千局が稼働している気配はあまり感じません。
大都市都心部でのLTE高速化(10MHz幅の確保)にはiPhone 4Sのトラフィック整理が必要とされ、それに対応したアップデートがiOS6.1への更新で行なわれたようです。百万台単位で普及している既存端末がiOS6.1にアップデートされるのを待って10MHz幅(最大75Mbps)へと切り替えていくことになるのでしょう。
なお基地局の免許取得スピードから勘案すると2月半ばの現時点において、既に8,000局近い基地局が75Mbps対応となっていそうです。これはiPhone 5向けのLTEサービス開始時点の基地局数よりも多い数です。そう考えると大都市中心地はでも既に75Mbpsエリアとして整備される準備は整っているのではないでしょうか。あとはきっかけ待ち、のような気がします。