今年の元日、日経新聞はiBooks Storeの月内(2013年1月中)にもサービスインと記事にしていました。元日は各新聞社はスクープ掲載を競う日なので、この情報ももしかしたらスクープ狙いの記事だったのかもしれません。
しかし結果的に記事の内容は外れました。
iBook Storeはどうしちゃったんでしょう。iTunes Matchもメドが立たなくなっていて、Appleのコンテンツ配信事業は日本で上手く機能していない状態です。確かに出版や音楽という権利関係が複雑な業界に、Appleの例外のない一律的な手数料モデルはなかなか合致しません。ゆっくり詰めていくことになるのだと思います。(後の報道では1月中ではなく年内としているものもあるようです)
ただ、電子書籍に関してはもういいです。僕はiBook StoreよりもAmazonのKindleを選びました。Kindleのブックストアが予想以上の品揃えなので、もうこれでいいです。多くの本を既にKindle内で購入してしまい、今更iBook Storeには行けなくなりつつあります。
僕以外にもこういう人は多いのではないでしょうか。既に始まったサービス(Kindle)から顧客を奪うのは困難を極めます。AppleはiBook Storeのサービスインが遅れれば遅れるほど、本来確保できていた顧客をKindleに奪われていくと危機感を持った方がいいと思います。