エリア面でソフトバンクに比べて不利といわれているauのiPhone(iPad)向けLTEですが、理論値75Mbpsに対応したエリアの拡充についてはKDDIが一歩リードしています。リードしているといっても基地局免許を基準にして全体の4%ほどなので、エリア拡充に寄与するというよりも、混雑している場所での通信品質確保という意味合いの方が強そうです。
12月25日発表(11月24日時点)の情報では75MHz対応の基地局(免許数)が381ヵ所に拡大しています。前回の発表時点では125ヵ所だったので大幅に積み増しされています。
三重県の75Mbps対応基地局 |
目立った追加分は東京23区での拡充、静岡県、愛知県、三重県への新規設置です。超高速通信対応の基地局が徐々に西日本にも拡大しつつあるようです。このまま太平洋側の人口密集地帯を中心に75MHz化がすすむと、通信が混雑する地域での品質向上が期待できます。
なお現状でau LTE(iPhone, iPad)のエリアから外れている三重県鈴鹿市、伊勢市にも75Mbps, 32.5Mbps対応の基地局が設置されているので、まもなくLTEのエリアとなるのではないでしょうか。