先ほどスプリントが2016年3月期第3四半期の決算を発表しました。アナリストの事前予想では一株あたりの損失が25セント程度になるとされていましたが、実際は21セントの損失にとどまる結果となりました。
売上高は減少しているのですが、コストカットが急ピッチで進んでいることが損失幅が小さくなった要因とされ、プレマーケットでスプリントの株価は急騰しています。22時20分現在、前日比で33セント高(13.1%高)で取引され、おそらくこの急騰の流れを26日の株式市場が引き継いでいくと考えられます。
これでソフトバンクは危機を脱したのでしょうか?よく考えてみるとスプリントの株価は依然として買収後の最低水準付近にあります。プレマーケットの高騰を考慮してもソフトバンクは数千億円レベルの減損処理が必要な株価水準であると考えられます。
スプリントの株価はまだまだ油断はできないといえ、3月末に向けてより一層の株価回復が必要と思われます。僕自身はiPhone 6から始まったアメリカ放題を応援しています。この取り組みが無くならないためにも、ソフトバンクのスプリント再建は成功してもらいたいと思っています。