本日、ドコモが学割キャンペーンの詳細を発表し、大手携帯通信会社の学割キャンペーンが出揃いました。3社とも既存プランにデータ通信量を上乗せする形で、若年層の取り込みを図る方針のようです。
ソフトバンクとドコモは3年間、毎月6GBのデータ増量、auは25歳まで毎月5GBの増量となります。それぞれ標準的なデータ通信プランに加入すると毎月10GB〜11GBのデータ通信が可能になります。
テザリングをしなければこれだけの通信量を使うのはそう簡単ではありません。10GBの通信量があればYouTubeでも27時間(通常画質)、Apple Musicでも音質を抑えれば140時間も楽しめます。自宅などのWi-Fiも併用すれば通信量を気にすることはほとんどなくなるのではないでしょうか。
しかし若い時代は長くは続きません。いずれ学割の期間が終わり、5GBで8000円の現実世界に戻されます。その時にユーザーはモバイル通信の使い方を改められるのでしょうか。学割期間を満喫したユーザーの多くは10GB、11GB使える大容量プランを選択してしまうのではないでしょうか。通信キャリアはそのことも見越して学割キャンペーンを打っていると考えられます。