今日未明、遅れていたWatch OS2がリリースされました。ナイトスタンドモードやタイムラプスの文字盤、メールへの返信、Facetimeオーディオの発信などWatch OS2へのアップデートですぐに使える機能も多くあります。
しかし本命はApple Watch単独で利用できるアプリやWatch OS2で解放された心拍数データなどを利用するアプリです。これらアプリが登場することで、ようやくApple Watchが進化したと言えます。Watch OS2はその序章に過ぎません。
しかしApple Watch（Watch OS2）への対応アプリが爆発的に増える状況とは言えなさそうです。AppleはまだApple Watchの販売数を公表しません。販売数の公表がなければ開発者は新たなアプリ開発をためらうことも考えられます。自分の開発するアプリにどのくらいの潜在的利用者がいるかの見当がつかず、どの程度の予算をかけていいかも不透明になります。そんな状態でいいアプリが出てくるかどうか、とても心配しています。
すでにApple Watchを購入した人にとって、Watch OS2での進化は非常に魅力的で、いろいろ夢は広がります。しかしApple Watchに飛びつかなかった消費者に魅力を訴えていく上で、新しいOSが出ただけでなく対応アプリの増加は必須です。僕としてもApple Watchがより良いディバイスになってほしいという気持ちは強く、なんとかWatch OS2で状況が改善してほしいと思っています。