今日から6月、6月といえばWWDC、何が発表されるのか?

今日から6月です。Appleで6月といえばWWDCです。今年も13日(日本時間14日未明)の講演から幕が開きます。開発者向けのイベントなのですが、Appleファンとしては基調講演での発表内容に興味が集まります。

WWDCでは何が発表されるのか?

毎年、WWDCで何が発表されるのかは噂レベルで活発に情報が流れます。過去にはiPhoneの新モデルが発表されたこともありますが、最近ではソフトウェアの発表が中心です。この傾向は今年も継続されるとみられます。

ソフトウェアで発表確実と予想されているのがiOS 10OS X10.12です。毎年この場所で発表され、3ヶ月から4ヶ月のベータテストを経て正式版がリリースされる流れが定着しています。例年、特にiPhoneの性能を左右するiOS 10の発表に注目が集まります。

iOS 10はどう変わるのか?

毎年OSの更新で新機能が盛り込まれるのですが、今回はおそらくアプリとOSがさらに密接に連携できるような仕様になると予想されています。これは上記のWWDC開催告知イラストからも連想されています。

おそらくSiriがアプリと連携するようになるのでしょう。たとえばSiriにタクシーを呼んでと言えば、今まではタクシー会社のWeb検索結果を表示するだけでしたが、iOS 10では実際に配車アプリで車の手配までを完了させてくれるようになる。そんな発展を遂げると考えられます。

さらにiOS 10ではロック画面が刷新されるとの情報もあります。これが本当なら、Siriがロック画面に常駐するような改変になると予想します。またMacでもSiriが使えるようになると予想されており、MacはiOS 10でのSiriの使い勝手の良さをサポートできるのではないでしょうか。

watchOS3にも期待

発売から1年が経過したApple Watchは当初の予想通り、スロースタートとなっています。もちろん他社のウェアラブルディバイスに比べると桁違いの売れ行きですが、Appleが世間に求められる水準には未だに達していません。この状況を好転させ、Apple Watchを着実に深化させるためにもwatchOS3が発表されるはずです。

watchOS3ではすべてのアプリがiPhoneとのペアリングなしで作動することが求められます。Apple Watch一つを持ち出して、様々なことができるようになればApple Watchの利便性も向上し、販売拡大に繋がるはずです。いちユーザーとしてApple Watchの普及には期待しています。

その他は…

これら以外にもWWDCでは開発者向けに様々な発表があります。6月末でサービスが大きく変わる「iAd」についても、何らかの言及があるはずです。こちらも地味に注目しています。