いよいよ今夜、2016年のWWDCが幕を開けます。事前の情報もちらほら出ており、流出した情報をもとに今夜の発表を予想します。まずはiOS 10がどうなるか。
アプリとSiriの連携強化
まず今回のWWDCでの最大のポイトントなりそうなiOS 10の新機能がSiriのアプリとの連携強化です。今までのSiriは「John Appleseedにメール」と言えば、メールアプリを開いてくれる。「東京駅までの道順」と言えばAppleのMapアプリで道順を調べてくれる。「明日の7時にアラーム」と言えば、時計アプリでアラームをセットしてくれる。その程度の使い方しかできませんでした。
しかしサードパーティー製のアプリと連携すれば、「John AppleseedにLINEでメッセージ」と言えば、トークの入力画面を起動してくれる。「東京駅までタクシー」と言えば配車アプリを起動して、現在地にタクシーを呼んで、行き先もすでに伝えておいてくれる。「明日の7時発大阪空港行きの飛行機を予約」と言えば、航空会社のアプリを起動して予約から支払いまでを完了させられる。そんな使い方ができるようになるのでしょう。
まさに進化と言っていいほどの変化が期待できます。Siriの使い方をよく知っている人と、そうでない人でiPhoneの利便性に差がつきそうな気配です。非常に楽しみです。
ダークモードの実装
これは噂段階の情報ですが、iOS 10ではiPhoneの画面の色合いを暗めに設定する機能が搭載されるかもしれません。Webサイトやアプリの背景色はたいていの場合、白で文字が黒となっていますが。これを反転させる機能が搭載されると噂されています。明るい画面が苦手な人にはいい機能かもしれません。
僕自身はこれからもう少し踏み込んでもらって、画面の色合いをカスタマイズできるような機能があればいいな、と思っています。iPhoneのテーマが販売されるようになっても面白いかもしれません。Androidでは当然のようにできるカスタマイズがiOS 10でiPhoneにも来るなら歓迎です。
Apple Payの対応地域、機能の拡大
iOS 10の新機能とは直接関係ないかもしれませんが、Apple Payが通販サイトなどでも利用できるようになるようです。すでに一部アプリ内からの決済でApple Payが利用可能となっていますが、ネット通販でも使えるようになればかなり便利になる事は間違いありません。Touch IDだけで決済が完了することで、これまでの煩わしい入力から解放されそうです。
また現在Apple Payが提供されている地域の拡大も、もしかしたらWWDCの席で発表されるかもしれません。日本でも準備が着々と進んでいるようで、秋にも利用可能になるではないかと予想されています。Apple Payは生活に直結するサービスだけに、その機能向上と利用可能場所の拡大には大いに期待します。
この他にも多数の発表が予想されています。【macOS編】、【watchOS、tvOS編】へと続きます。