auがニュースアプリ「ニュースパス」をリリースしています。Gunosyと共同で開発した新たなアプリで、auユーザー以外でも使えます。報道発表によるとキーワードや読了までの時間も分析対象として、個別ユーザー向けに記事をピックアップするようです。
第一印象はGunosyっぽい
左 Gunosy, 右 ニュースパス
ニュースアプリには少し興味があるので早速ダウンロードしてみました。タブで管理された画面なんかはGunosyっぽい印象です。しかしGunosyに比べて少しだけ硬派な記事が表示されています。Gunosyのピックアップしてくるニュースが面白くないものばかりだったのでアンイストールした僕にはちょうどいいかもしれません。
この後、実際に読んだ記事や位置情報、選定したキーワードなどから個別ユーザー向けの記事をピックアップしてくれるようです。設定したキーワードから記事を選んでくれるのはAppleのニュースアプリと同様です。
ただ表示されるニュースは国内約200のメディアに限られます。200の中にはまとめブログやバイラルメディアも含まれているので、実際に有益な情報を扱うメディア数はもう少し少ないはずです。
SNSで拡散した情報をピックアップ
また「ニュースパス」はSNSで多くの人に共有されたニュースをピックアップして表示します。古くからあるニュースアプリの手法で、すでにバイラルメディアによって攻略されつつある分野です。刺激的なタイトルやアイキャッチでアクセスや拡散を果たし、ニュースアプリに上位表示されようとする媒体をどのように排除できるか、「ニュースパス」の技術が問われそうです。
共同開発企業であるGunosyのサービス、ライバルのSmartNews、将来的に日本にも来るであろうAppleのニュースアプリ、Yahoo!ニュース、Googleニュースとどのように差別化を図っていくのか、現時点ではまだ見えてきません。この種のアプリはある程度の期間使って、ニュースのピックアップがうまく機能するか確かめる必要があります。少し使ってみようかと思います。