AppleがAndroid向けのiMessageアプリを来週13日からのWWDCで発表すると伝えられています。これまでずっとiPhoneユーザー同士でしか使えなかった機能が、ほとんどのスマートフォンユーザーに解放されることになり、便利になることは確実です。しかし少し遅かったかもしれません。(MacRummors)
iMessageはメッセージアプリで出遅れ
iPhoneのユーザーがいくら多いとはいえ、OSを選ばないメッセージアプリがすでに国内外で普及済みです。日本ではほとんどの人がLINEを使っており、今更iMessageがAndroidに対応したところで、こちらをメインにする人はあまりいないと思います。事情は海外も同じで、すでにWhatsAppなどのメッセージアプリが市場を占有しています。
確かにAndroid向けのアプリが出れば、便利になるはずなのですが、時期が3年遅かったと言わざるをえません。ここからiMessageが普及することは、いくらiPhoneというバックボーンがあっても考えにくいです。
iMessageはMacやiPadともうまく連携してくれるので、僕いも利用している人との連絡では積極的に使っているのですが、この連携の便利さ（Androidを搭載したタブレット、ウェアラブルディバイスなどとの連携）がAndroidユーザーにも提供されるのでしょうか。普及の可能性があるとすれば、この連携の良さがカギになると思います。
Facetime for Androidに期待
AppleはApple Music for Androidを提供した時から、自社のアプリを積極的にAndroidに対応させていくことを考えていたとされます。今回のiMessageを対応させるという情報もこの一連の流れの中で出てきたものと思われます。
そこで期待したいのがFacetimeです。Facetimeには音声通話、ビデオ通話が通話料なしでできるメリットがあり、またiPadやMacからも発信できる便利さがあります。それがAndroidにも対応すれば、こちらはかなり便利になりそうです。
すでに大手キャリアは通話無制限プランをメインに提供していますが、最近はやりの格安SIMでは通話料が従量制であることが多くなっています。格安SIMで通話料を節約するのにFacetimeが使えればいいかもしれません。またデータ専用プランでもiPhone、Androidスマホ相手との通話が可能になり、月額料金をさらに節約できるようになるかもしれません。Facetime for Androidには期待したいです。