「Appleは便利なアプリの機能をまた盗むのか」と海外でも批判

Appleは次期OS XでMacのロック解除をiPhoneやiPadのTouch IDで可能にする機能を盛り込むとの情報が出てきました。すでにサードパーティー製のアプリで実装されている機能で、多くの人がアプリを購入して便利に使っている機能です。

確かに便利になるのだが

Appleは写真修正アプリの機能を自社の「写真」アプリに組み込み、またEvernoteのようなクリップ機能をメモアプリに組み込むなど、他社が成功させたアプリの機能を自社のアプリに取り込むことが多くあります。

これ自体はユーザーにとっては便利になることなのかもしれませんが、アプリの開発者にとっては大きな打撃になります。それまで数百円で販売していたアプリが突然タダでAppleから提供されれば、太刀打ちすることは不可能です。

こうしたアプリ機能の「盗用」があるたびに批判されてきましたが、Touch IDでのMacのロック解除も同じ道を歩むのでしょうか。海外でも「また盗むのか」と批判記事が出ています( Apple is stealing another great feature from developers for the next OS X)。

Touch IDでロック解除は非常に便利

僕もBluetooth4.0に対応したMacBookを購入してすぐに、このロック解除アプリを買いました。非常に便利です。確かにバックグラウンドでiPhoneアプリを常駐させる必要がる部分は改善の余地があるかもしれませんが便利です。

 

おそらくAppleがOS XとiOS 10に組み込むとすればバックグラウンドでの処理をスマートにするのでしょう。そうなれば有料アプリである「MacID」は機能面でもAppleの提供するものに劣ってしまい、アプリ販売は大きく落ち込むでしょう。

便利なアプリを提供できても、それを根こそぎAppleに持って行かれたのではアプリ開発者は報われません。どうにかならないものなのでしょうか。

MacID – Kane Cheshire
App Storeへのリンク
記事執筆時点で480円

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