日本のApple Payはいよいよ来週にもサービス開始となります。Apple Pay機能がiPhoneに搭載されるということは、iPhoneを紛失した時には財布を紛失するのと同じリスクを負うことを意味します。それに備えて「iPhoneを探す」をオンにしておいた方が良さそうです。
iD、QUICPayはTouch IDで保護
日本のApple Payはクレジットカード払いとなるiD、QUICPayとプリペイド払いになるSuicaの2本立てとなります。この内、iDとQUICPayは支払い時にTouch IDによる本人確認が必要になるので、紛失したiPhoneを第三者が決済に使うことはないでしょう。
しかしSuicaの場合は本体(iPhone、Apple Watch)を読み取り機にかざすだけで決済が完了します(スリープ状態でもOK)。そのためApple Pay(Suica)を設定したiPhoneやApple Watchを紛失した際には、速やかに「iPhoneを探す」から「紛失モード」にする必要があります。
なおiPhoneを探すを使うには事前にiPhone側で機能をONにして置く必要があります(「設定」→「iCloud」→「iPhoneを探す」でONにできます)。これをONにしておくと、手元に自分のiPhoneがなくてもMacやiPad、友人や家族のiPhoneなどから「紛失モード」をONにできます。(ソフトバンク:盗難・紛失時に iPhone を探す(iPhone での操作方法))
Apple Payによる決済は安全
スマートフォンにクレジットカード情報が記録されていると、モバイル通信を介して情報が漏れるのではないかと心配する人もいるかもしれません。しかしAppleの説明ではiPhoneの安全な場所にクレジットカード情報が格納され、さらにクレジットカード利用時には独自のクレジット番号を使うため、Apple Pay利用時には店舗にもクレジットカード番号が伝わることはないとされます。
インターネット通販で情報が漏洩し、クレジットカード情報が第三者の手に渡ったというニュースはよく耳にします。Apple Payを利用してインターネット通販を利用すれば、こうした心配もなくなりそうです。またAppleやiPhone本体には買い物履歴を保存しないため、そこからプライバシーに関わる情報が漏れることもないとされます。
Appleの説明が正確で、さらにセキュリティホールが無いとするなら、Apple Payは安全性の高い決済手段だと言えそうです。