金曜日のApple Watch Series 3の発売から色々試しています。特にLTEを利用した単独利用には大きな可能性がありそうで、試しているのですがアプリの利用や通知はなかなか安定しません。そもそもまだApple Watchの単独利用に対応しているアプリが少ないのも便利になりきれない原因かもしれません。
LINE、Twitterが使えない
Apple Watchを単独で利用する時（iPhoneが手元にない時）、最も期待される役割がメッセージの送受信ことでしょう。iPhoneを持たなくても、大事な通知や連絡を見逃さないというのは多くの人が期待していることだと思います。しかしこれがあまり使えません。
Twitterのダイレクトメッセージの通知やLINEの受信通知などはLTE利用時（iPhoneとペアリングされていない時）には受け取ることができません。またTwitterもLINEもアプリ自体が単独利用に対応していないので、iPhoneとペアリングされていない時にはアプリを起動することもできません。
なおFacebook Messagerは単独利用時でも起動はするのですが、読み込み中の状態が長く続きアプリが使えません。メールアプリもLTE利用時は受信通知が来ず、送信も詰まる状態です。現時点でApple Watchを単独で使った時に、連絡ツールとしてまともに使えるのはメッセージアプリと電話くらいです。この改善は一刻も早く実施して欲しいところです。
アプリの対応とwatchOS 4.1に期待
まずApple Watchの単独利用をもっと便利にするには、対応アプリの増加は必須でしょう。LINEは国内で最も多く使われるメッセージアプリですが、これがApple Watch単独利用時に使えなければ、結局多くの状況でiPhoneを併用することになってしまいます。また最近ではTwitterやFacebookのメッセージ機能で連絡を取ることも多くあり、これらの対応も早い段階で実施されなければ、Apple Watchを単独で使おうという人がどんどん減っていきそうです。
さらにApple Watch Series 3のLTE通信に不具合が発生しているのも気になります。今感じている不便さの一部はもしかしたらこの不具合に由来するものなのかもしれません。この不具合はAppleも認識しているとされ、watchOSの更新で対応される見込みとなっています。この対応も早くする必要があるでしょう。
多くのアプリが対応し、不具合がなくなって初めてApple WatchがiPhoneから独立します。独立した使い方には大きな可能性を感じているだけに、少しでも早く機能改善・不具合解消を済ませてスタートラインに立ってもらいたいと思っています。