iOS 11から使えるようになったiCloudストレージのファミリー共有

iOS 11からはiCloudのストレージ容量を家族でシェアできるようになっています。家族の誰かが200GB2TBの有料プランに入っていれば、その容量を家族みんなが使えます(50GBプランは共有不可)。あまりiPhoneを使わない人でもiCloudの無料容量(5GB)だと「バックアップができなかった」という警告がよくでて煩わしいのですが、家族の誰かがiCloudの有料プランを使っていればこの問題は解決します。

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iPhoneの容量節約に最適

iCloudはiPhoneやiPad、Macと無意識のうちに連携してくれる便利なクラウドサービスです。 iPhoneで写真を撮影すれば自動的にiCloudの保存領域にアップロードされ、iPhoneにはサムネイルしか保存されません。写真を見るときはその都度ダウンロードすることになるのですが、その分、iPhoneの保存容量はかなり節約できます

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僕の場合、1万4千の写真と動画がiPhoneの写真アプリ内にあるのですが、iPhoneで使っている容量は4GB程度です。写真と動画の全データ(96GB)はiCloudに保存されていつでもiPhoneからアクセスできるようになっています。もし100GB近い写真データを全てiPhone内に保存するなら256GBモデルが必要になるでしょう(今は32GBモデル)。

ちなみにこの写真データがiCloudのストレージ利用分の大半を占めています。しかし200GBプランなのでまだまだ容量は空いており、家族のiPhoneのバックアップ分は余裕で確保できる状態です。

500GBプランか値下げを

写真の保存書類の保存バックアップの保存など、これからもApple製品を使っていく上で、iCloudはかなり重要なサービスになると思われます。そのため将来的には200GBでは不足する事態も想定出来ますが、有料プランの設定があまり親切ではありません。月額400円の200GBプランの次に用意されているのが2TBプランと一気に容量が上がります。

iCloud

さらに月額料金も400円から1300円となり、負担の実感が一気に上がります。容量が10倍になっても月額料金が3倍強だし、お得だという人もいるかもしれませんが、500GBプラン(600円)くらいも用意して欲しいところです。当面は200GBで十分だとは思いますが、アップグレードする日までにはきめの細かいプラン設定(もしくは値下げ)が実施されていることを願います

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