Apple Watch Series 3になって単独でセルラー通信(データ通信、音声通話)が可能になりました。
音の大きさはちょうど
Apple Watchで電話すると、内蔵のスピーカーから音声が出力され、こちらの声は隣にあるマイクで集音されます。そのためBluetoothイヤホンを接続しなくても、Apple Watchだけでも通話が可能です。ただ屋外で時計に話しかけている姿は、あまり見慣れないので見る人によっては奇異に映るかもしれません。
とはいえ外で誰が何をしているか、そんなに注意深く観察している人もそれほど多くありません。便利なのでApple Watchでの音声通話は使ったほうがいいです。スピーカーの音量は屋外なら周りの人に聞こえない程度で、時計を口元に近づけるなら大きな声で話す必要はありません。周囲の人が注意深く聞いていない限り、会話の内容が第三者に漏れることはないでしょう。(喫茶店などの屋内だと少し音量に気を使う必要はあります)
Siriも喋る
Apple Watch Series 3のスピーカーはSiriでも使われます。これまでApple WatchのSiriは話しかけても、返事は文字だけりだったのですが、Series 3ではこちらが「おはよう」と声をかけるとSiriが「おはよう」と声で返してくれます。iPhoneのSiriと同じように声で返してくれるので、よりSiriを身近に感じることはできます。まだSiriでできることは少ないのですが、手首に音声アシスタント端末が常に装着されていることには可能性を感じます。
屋外の作業中、電話への応答やメッセージの送受信、Siriを使った予定の確認、周辺情報の検索などがiPhoneなしで、しかもApple Watchだけでできるのはかなりの進化だと思います。これからのApple Watchのさらなる発展に期待が持てると思っています。