2016年12月、数ヶ月遅れでようやくAppleの完全ワイヤレスイヤホン「AirPods」が発売になりました。しかしApple Online Storeでの予約開始後すぐに4週待ち、6週待ちとなり、AirPodsは発売直後からずっと品薄状態に陥っていました。しかし8月下旬、Apple Online Storeでの納期が「2-3週」に短縮されたのに続き、9月上旬には「1-2週」に短縮されました。
店頭での受け取りだと入手容易
AirPodsはOnline Storeでは入荷まで「1-2週」となっているものの、Apple Storeで在庫が確保されていることが多く、店頭受け取りや店舗に直接出向けば比較的容易に入手できるようになっています。
また在庫状況の改善はApple StoreやApple Online Store以外でも確認できています。ビックカメラやau Online Shop、ヨドバシ.comなどでも在庫が確保されていることが多くなっており、ほぼ品薄状態は解消されたと言っていいでしょう。
ちなみにAirPodsはiPhoneユーザーには特にオススメですが、実はXperiaで使っても音質が良くて手軽な完全ワイヤレスイヤホンとして利用できるようです。この情報が多くの人が知ることとなれば、さらに品薄が進んでしまうかもしれません。
iOS 10.3ではAirPodsを探すを実装
AirPodsは紛失しやすそうで心配、という前評判がありました。実際に使うと、耳から落ちることはほぼないので紛失思想になることはありません。しかし万が一の時のため、iOS 10.3では「AirPodsを探す」が実装されました。これでAirPodsが最後にiPhone(など)とペアリングされた場所が表示されるようになりました。失くしたと気づいて、すぐにこの機能を使うと見つかる可能性は高まりそうです。
また、どこか(iPhoneとの接続圏内)にあるイヤホンをiPhoneなどから遠隔操作てビーコン音を再生できるようになりました。上の動画にもあるように、音は屋内では十分に認識できる音量です。これでAirPodsを失くす心配は少し低下したと思います。
クック氏は品薄解消に努力
Appleのティム・クックCEOはインタビューに応え、AirPodsの滑り出しは絶好調であったことを認め、また品薄の解消に努力すると発言しています。この発言を裏付けるように2017年春ころからAirPodsの在庫状況はゆっくりですが改善に向かいました。
これだけAirPodsが売れれば、AirPodsの利用を前提としたアプリやサービスが登場してもおかしくはなさそうです。AirPodsを単なるイヤホンとしておくのもったいないことです。せっかくiPhoneと常に繋がったディバイスが耳に差し込まれているので、これを基礎としてAirPodsはAppleらしいウェアラブルデバイスとして発展して欲しいと考えます。