最近、次期iPhoneのプレミアムモデル(iPhone 8)に512GBモデルが追加されるとの噂が増えています。でも512GBはMacBookで標準的に使われる容量であり、これでも容量が余っている人も多くいます。この512GBは本当にスマートフォンに必要なのでしょうか。
クラウドとの併用なら不要
保存容量512GBのiPhoneなら写真は10万枚、音楽はアルバム3,500枚、Netflixの高画質動画で500作品(2時間程度の映画)、理論的にiPhoneではオリジナル画質で再生できない4K動画(30fps)でも24時間分の動画を保存できます。それぞれバランスよく使ったとしても、容量を持て余すのは間違いなさそうです。
またiPhoneにはiCloudを使って保存容量を節約する機能がついていて、実際に写真を何万枚も保存していたとしても本体の容量をあまり使わないようになっています。プレミアムモデルのiPhoneを買うようなユーザーは、iCloudの有料プランに加入し、MacやiPadでデータを共有しているユーザーも多くいるでしょう。そうしたユーザー層だとなおさら512GBを使い切るのは難しくなります。
16GBは無理、32GBはまだセーフ
AppleはiPhone 7から16GBモデルを廃止しました。それまで販売されてきた16GBモデルはコンテンツやアプリの大容量化が進んだことで非常に使いにくくなっていました。Appleの16GB廃止の判断は遅すぎたかもしれませんが、妥当だと言えます。僕もiPhone 7から32GBモデルを使うようになったのですが、購入から1年、まだ容量で困ったことはありません。
16GB時代にはこまめにTwitterのキャッシュを消去したり、定期的にiPhoneを再セットアップする必要があったりしたのですが、この1年はこれら作業が必要になったことはありません。比較的よくiPhoneを使う方だとは思うのですが、32GBでも問題なくやっていけます。そう考えると512GBなんて何に使うんだろうかって疑問はさらに強くなります。