Appleは東京の3つのApple Storeのうち「Apple 渋谷」をリニューアルのため11月26日から一時的に休業することを発表しています。2018年冬にリニューアル後再オープンすると報道されていますが、再開日時についてAppleから公式のアナウンスはなく、少し嫌な予感もします。
リニューアルには期待大だが…
Apple 渋谷は都内3店舗のうちでも比較的小規模で手狭な印象のあるStoreでした。狭い店内に多くのお客さんがいて、非常に混雑しているイメージで、リニューアル後に広々としたApple Storeになることを期待します。またAppleはStoreの存在を見直しており、小売・サポートの拠点としてだけでなく、交流や情報発信、文化発信の場として再定義しようとしています。そのコンセプトに沿ったApple Storeが渋谷に誕生するなら大歓迎です。
しかし一つ不安なことがあります。Apple 札幌が2016年春に移転のために閉店とされましたが、その後移転場所の発表や新店舗オープンの発表がないままずっと今まで来ています。Apple 札幌に関しては「移転のため休業」としながらも実質的に「閉鎖」だった可能性もあります。Apple 渋谷がその二の舞にはならないでほしいです。
Apple Storeはどこへ向かうのか
日本のApple Storeに関してはいいニュースもあります。京都にApple Storeが開業する予定と報道され、その準備のために既に求人も始まっています。久しぶりの国内店舗の開業となるだけに期待も大きく膨らんでいます。しかしApple 札幌の閉店も続いており、結局店舗数としてはプラスマイナス0です。Appleは店舗数を増やす方向に進むのか、それともこれまで通りの少数精鋭体制を維持するのか、いまいち方向性は見えません。
Apple 渋谷に関しても「攻める」なら、現Apple 渋谷の閉店とほぼ同時に、もう少し広い場所に新店舗オープンというパターンになるはずです。そうならないことから、Appleが日本国内で積極的にApple Stroe事業を拡大させようという意志を感じることができません。今回のApple 渋谷の「一時休業」のニュースは期待も大きい反面、不安も過ぎる発表でした。