「Apple 京都」出店場所を予想 本命は「京都ゼロゲート」だが大穴は…

8月上旬、AppleのWebサイト上での求人で勤務地「京都」が追加されたことで、Apple Storeが京都に出店するのではないか?との憶測が広がりました。その後、Apple Storeの従業員募集が掲載された求人サイトでも勤務地「京都」が追加され、「Apple 京都」のオープンはほぼ確実といった情勢になっています。では、どこにオープンするのでしょうか。

Apple Store Union Square

京都ゼロゲート

僕が最も可能性が高いと思っているのが「京都ゼロゲート」です。パルコが運営する商業施設として建設が進められており、2017年中の開業予定で建設作業が続いています。最近になって外観が完成し、内装工事が進んでいる段階になっています。8月になってStoreスタッフの求人が始まったタイミングを考えても、京都ゼロゲートはかなり有力な場所と考えられます。

zero gate

また立地も百貨店や高級ブランド店が並ぶ京都随一の繁華街です。これまで全国に出店されてきたApple Setoreの出店傾向とも合致します。京都ゼロゲートが開業まで3ヶ月程度の状態にも関わらず、まだテナントが発表されていないのもApple Store出店への期待を煽っています。可能性は高いと考えています。

京都産業会館(京都経済センター)

京都ゼロゲートから西へ数百メートル、繁華街から道を一本隔てた場所に京都産業会館がありました。この会館が取り壊され、京都経済センター(PDF)として生まれ変わります。店舗やイベント会場が設置され、京都の産業振興や海外進出を支援する活動が行われる予定です。純粋な商業施設という雰囲気ではありませんが、外観はApple Storeが入居してもおかしくない雰囲気になる予定です。

京都経済センター

しかし完成予定は平成31年となっており、まだ2年ほど先になります。これだけ先の計画なのに求人を出すのは不自然ではあります。タイミング的に、また施設のコンセプト的に、この場所にApple Storeが出店する可能性は「0」ではないものの、それほど高くはない気がします。

新風館

京都の若者文化(古臭い言い方ですが)を牽引する場所だった新風館は2016年3月に閉館し、新しい施設に生まれ変わるべく建設が進められています。旧京都中央電話局(1926年築、市登録有形文化財)の外観を生かした商業施設として、物販や飲食の店舗だけでなくイベントスペース、ラジオ局のスタジオなどを併設する施設として、多くの人に愛されていました。

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旧新風館(NTT都市開発より

新風館は文化の発信場所として機能していた面もあり、Appleが進める次世代Apple Storeのコンセプトにもぴったりです。ただこちらも施設の完成が2019年中とされており、そこに出店するなら2017年8月に求人を開始することはなさそうです。また新しい施設はホテルを中心とした商業施設とされており、Apple Storeが入り込む余地がなさそうです。こちらもあまり可能性が高いとは言えなさそうです。

祇園周辺(エルメス祇園店跡)

大穴、というか希望を言えばここです。2017年7月末までエルメスが期間限定の店舗を出店していた祇園にある店舗です。繁華街の中心地からは1〜2kmほど離れ、周辺には祇園のお茶屋さんお寺歌舞練場などが立ち並ぶエリアです。買い物客が多く訪れる場所ではなく、主に観光客が集まる場所といっていいでしょう。

hermes

hermes

そこに京都の伝統的な建物を活かしてエルメスが7月31日まで店舗を出店していました。この跡地にApple Storeができれば世界に類を見ない、京都だけのApple Storeができるでしょう。ただ問題点は京都の人にとっては少し不便な場所にあるということです。繁華街からは離れており、土日ともなれば、観光客とWINS京都に向かう人たちで狭い路地混雑する場所です。不便さに目を瞑るとするなら、出店の可能性はそれほど低くないかもしれません。

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