発売前は極端な品薄が懸念され、一部報道では年内入手は困難とされたiPhone Xですが、すでにApple Online Storeでの出荷までの待ち時間は「2-3週」まで短くなっています。iPhone Xの品薄は徐々に緩和されてきているのでしょう。
予約開始直後に「5-6週」に
iPhone Xの予約が始まったのが10月27日16時01分でしたが、Apple Online Storeではその10分後に初回出荷分が完売となり、間もなく出荷までの待ち時間が「5-6週」と表示されていました。しかしこの「5-6週」というのは過大に見積もられていたと考えられ、発売日までに待ち時間は「3-4週」へと短縮されます。
その後、Twitterなどで予約したiPhone Xが予定より早く到着したという報告が多くみられるようになりました。iPhone Xの需給は安定しつつあるとの見方が一般的でとなりました。そんな状況で出荷までの待ち時間が「2-3週」へと短縮されたことで、供給の安定化に対する期待は一気に高まりました。
12月頃には品薄解消か
今から「2-3」週後といえば12月上旬にあたり、これは予約開始直後に示された「5-6週」と同じ時期に当たります。このことからAppleは12月以降の供給に大きな自信を持っていると考えられます。11月中にも部品供給が安定するのか、一気に製造台数を増加させる目処が立っているのかもしれません。
ちなみにKDDIの田中社長も「xの入荷、どれぐらい入ってくるかはは答えようがないが、報道されるほど、待たせることはないのではないか。おそくても、年内には需給が正常化するのではないか。」と発言しており、12月になれば供給が安定化し、品薄が解消に向かうという予想はそれほど大きく外れることはなさそうです。すでにオークションやフリマサイトでのiPhone Xの販売価格は定価付近まで下落しています。買取店もプレミアム価格を上乗せすることはなくなっています。これら動きを見ても、やはり品薄解消は近いと考えて良さそうです。