共和党のお騒がせ大統領候補トランプ氏が再びAppleに噛み付いています。先日はApple製品はすべてアメリカで製造させると発言して物議を醸しました。今回はFBIや裁判所の命令を拒絶しているAppleの製品をボイコットしようと呼びかけています。
AppleがFBIや裁判所の要請・命令を拒否したことは既に大きな話題になっていますが、この話題に乗っかったのがトランプ氏です。同氏はツイッターで
Boycott all Apple products until such time as Apple gives cellphone info to authorities regarding radical Islamic terrorist couple from Cal— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2016, 2月 19
とボイコットを訴えかけ、別のツイートでは自身もAppleが要請を受け付けるまでGalaxyを使うと明言しています。このように話題の政治家(候補)がAppleの不買を呼びかけること自体の是非はさておき、アメリカ人がどのように反応するのかには興味があります。
このままトランプ氏の支持層を中心に全米規模でApple製品の不買が広がっていくのでしょうか。それとも政治とAppleは別と割り切って、今まで通りApple製品はアメリカでも売れ続けるのでしょうか。過去にアメリカでは日本企業がボイコットの対象となり、多大なダメージを受けたこともあります。
あまり可能性は高くありませんが、不買運動が社会的なムーブメントととなり、Appleのアメリカでの売り上げが減少してしまうと雰囲気が変わってきそうです。Appleが売り上げ維持のため一定の譲歩するようなことに発展すれば一大事です。Apple製品の魅力、ブランドイメージは毀損してしまうでしょう。
一方でApple支持を表明する企業も沢山現れています。またAppleを支持する人々がApple Store前に集まって意見を表明しています。トランプ氏のTwitterでの発言にもたくさんの批判が寄せられています。僕としてはこちら側を支持し、Apple側が政府に屈することなく、自身の態度を貫いてほしいと思っています。さて、どちらが勝つのでしょうか。