今日から配信が始まったiOS 10には見慣れないアプリがプリインストールされています。黄色い家のマークで「ホーム」と書かれたアプリですが、このアプリでHomekit対応製品を一元的に管理できるようになっています。
ホームアプリを照明で試す
iOS 10でなくても、iPhoneで照明の明るさや色、ON/OFFを操作できるPhillipsのHueですが、Homekit対応製品なのでiOS 10のホームアプリにも対応しています。
僕がHueを設置している「玄関」「洗面所」「ダイニング」の照明がコントロールできるのですが、一斉にOFFに、ONにできたりするのは便利かもしれません。また洗面所の明かりを消し忘れても、手元のiPhoneでOFFにできます。自分の生活スタイルでどういう使い方ができるかがわかってくれば便利に使えると思います。
ただ既存のスイッチとは競合してしまいます。家のスイッチでOFFにしてしまえば、iPhoneでONにすることはできません。また明るさや色合いも一旦家のスイッチで電源を切ってしまうと、次回スイッチを入れた時にはデフォルトのものに戻っています。この辺りは諦めるか、もう照明はiPhone、iPadでしか操作しないと割り切るしかないかもしれません。
ホームアプリはApple Watchにも対応
iOS 10と同時にリリースされたwatchOS3にもホームアプリはあります。iPhoneからと同じように、照明のON/OFFなどが可能になっています。僕の家にはHomekit対応製品が照明だけしかありませんが、もっといろんな対応製品が出てくれば、Apple Watchの新たな使い道になる可能性はあります。
上の写真のように、インターフォンのカメラに連動して通知を送るHomekit対応製品もあります。外出先から来客の姿を確認するだけでなく、応答もできるようになれば、宅配の再配達の依頼なんかはかなり便利になるでしょう。楽しみです。
しかし日本でHomekit対応製品はほとんど販売されていません。また大手家電メーカからHomekit対応製品が発売されるという話も聞きません。この状態ではHomekit対応製品が多く世に出てくることはなさそうで、ホームアプリが便利になることも期待できません。ぜひ大手に限らず、国内の家電メーカーにはHomekit対応製品をたくさん作ってもらいたいと思います。ずっとこのブログでも書いてきましたが、便利な機能だけに普及に期待しています。