iOSマップのFlyoverが小樽に対応したのはなかなか渋い

iOSマップは評判が悪く、使い勝手もイマイチという評価が固まっています。ただ僕自身はFlyover機能には期待しています。そのFlyoverが昨年末、東京に続き札幌と小樽に対応しています。札幌はわかるのですが、なぜAppleは小樽を対応させたのか、不思議に思う人も多いかもしれません。

しかしこの小樽への対応はなかなか筋がいいと思います。小樽は面白い建物がたくさんあって、観光で行くのも楽しいですが、Flyoverで空中散歩するのもいい感じです。

小樽は開拓物資を積み下ろしする港町として作られ、北海道の金融の中心としても栄えました。明治、大正期に街は最盛期を迎えることになるのですが、大戦期の空襲の被害も少なく、またその後の開発の中心が札幌へと移ったことで街には古い建物が多く残っています。

明治から昭和初期に建てられた建物がいまでも現役で使われていることも珍しくなく、そんな建物をFlyoverで楽しめます。

それぞれの建物の詳細は省略しますが、小樽は運河と倉庫と寿司以外にも見所はたくさんあります。ただもう少しFlyoverの解像度が上がれあ、もっと綺麗に楽しめると思います。もう少しです。

こういう建築散歩的な使い方をAppleが目指しているのならFlyoverの今後はさらに期待できます。京都や金沢、函館、神戸なんかも対応すればかなり面白そうです。

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